ゼロシューズは手作りのサンダルからスタートしたアメリカのブランドです。
市場に出回っている大抵のシューズにはクッションやサポートなど、身体を補助する機能が備わっています。
ゼロシューズにはそのような機能はほとんどありません。ソールにはクッションがなく、かかとやつま先にはカップもありません。ねじれを防ぐシャンクもありません。
ゼロシューズが求めるのは自然さ。よりシンプルに、より素足に近い状態を目指しているのです。
カカトとつま先の前後差がないゼロドロップ構造でより自然な姿勢に。つま先もゆとりを持ったつくりになっています。
足の自然な動きを妨げないしなやかなつくり。クッションやサポートにつながるものは極力省いています。
5~6mmと非常に薄いソールで大地を敏感に感じることができます。逆に自分の力を細かく地面に伝達することも可能、バランス感覚も向上します。
ゼロシューズで運動することで、関節に負担の掛かりにくい姿勢を見つけやすくなります。その代わり正しい姿勢を維持する筋力をこれまで以上に必要とします。
ゼロシューズに慣れるまでは疲労を感じることも多いはずです。ですから慣れるまでは履く時間を短くし、徐々に長時間の使用に移行していくことをおすすめします。
歩きや走りの姿勢が正しくない場合、着地の際に身体には大きな負担が掛かります。ひざや腰などの痛みの原因にもなっていきます。
正しい姿勢で動くには足指をしっかりと働かせることがとても重要です。足指をしっかりと地面に付けるように立つと膝や腰がスムーズに動きます。逆に踵着地になり、踵荷重で歩くと十分に体のバネが使えず、体に負担が掛かります。
ゼロシューズを履くと足裏感覚が敏感になりしっかりと足指を使って地面に立つことができます。
着地で膝が伸びきって、クッションが使えていない
関節に負担が掛かる
足首・膝がしっかり使えていてクッションの役割を果たしている
関節への負担が少ない